G.W.最終日の天候はすごかったですね。
静岡でもヒョウが降ったのには驚きました。
G.W.中、第2東名ができたということで、天気の良い日に走りに行ってきました。
やはり、路側帯が広い分、道路幅に余裕があり、カーブも緩やかなので、ついついスピードが出すぎてしまうのに注意が必要でした。
話題のサービスエリアには混雑を避けてよらなかったので、また機会があったら行ってみたいと思います。
さて、今回から、裁判そのものについて、書いていきたいと思います。
「弁護士にとっての日常は、他の人にとっての非日常」だと聞いたので、弁護士にとっては当たり前のお話ですが、裁判についてご説明していきたいと思います。
裁判というと昔は大多数の人にとっては関係の無い制度でした。
でも、2009年5月から裁判員制度が導入されたこともあって、昔よりは身近なものになっていると思います。
では、裁判という制度はどうして必要なのでしょうか。
皆さんが、無人島に一人で住んでいるのであれば、人と人との間の紛争は起きません。
ですから、紛争解決手段としての裁判も必要ありません。
でも、人は一人では生きていけません。
人から助けられ、また、人を助けることで、今の文明社会は成り立っています。
ですから、人と人との関わりを避けて通ることは現実には、不可能です。
たとえ部屋に引きこもっている人でも、食事をとらなければなりませんから、世間の流通経済の恩恵を受け、また、被害を被る可能性もあります。
そうすると、人間は完全な生き物ではありませんので、人と人との間で何かの問題が生じることは避けられません。
例えば、自動車を運転していて事故を起こしてしまったとか、夫婦関係がうまくいかなくて離婚を考えたいなどの問題は日常的に起きています。
こんな時に、当事者の話し合いで全てが解決できればそれにこしたことはありません。
でも、どうしてもお互いに譲り合えないという場合があります。
例えば、交通事故で、どちらの過失割合が大きいかについて合意できなかったり、離婚の時に子供の親権を譲り合えなかったりするという場合です。
このような場合には、どのようにして紛争を解決するのが妥当でしょうか。
紛争の当事者の間では、お互いに言い分が色々あると思います。
ですから、その主張を思い切り主張させた上で、公平な第三者がそれを聞いて、解決案を示すという方法が最も公平ではないでしょうか。
裁判というのは、このような手続を制度化したものなんです。
交通事故で、過失の割合が8対2か6対4かが争われている場合、裁判所がどちらが良いのか、それとも間の7対3が良いのかを判断して結論を出します。
この結論が「判決」なんですね。
このように、裁判というのは、人間同士の間にトラブルが起きた時に、これを解決するために国が用意した制度なんです。
では、その制度にはどんな種類があるのでしょうか。
それを、また次回に見ていきたいと思います。