カルビーが今年の秋から、ポテトチップスの筒型商品を発売するそうです。
カバンなどに収めやすく、持ち運びしやすいというのがウリとのこと。
でも、私なんかは、カルビーのポテトチップスというと、
「リラックスした時に、袋を適当に破いて、形も味も1個1個が微妙に違うのを、ボリボリと、ゴロゴロしながら食べる」
というイメージがあるので、ちょっと違和感が。
売れるかどうかが楽しみですね。
さて、「地獄」とまで書いた婚姻費用。
もちろん、夫側にとっての地獄です。
妻側に立つと、確かに同居していた時に夫からもらっていた額からは数段低い額で、前の生活レベルを維持できないという点では不満でしょう。
しかし、夫から見ると、別居したため自分の生活費が独自にかかるようになって家庭のトータルの生活費は前より相当増えています。
それなのに、夫は、離婚していない妻の分も含めて別居している家族の生活費を負担するという理屈自体、相当不満を持っています。
もちろん、別居している以上、夫婦仲が良くないことが根本にあります。
そのため、「子供には払っても良いけれど妻の分は払いたくない」という夫側のお気持ちをよく聞きます。
更に、不信感の塊となっているため、「せめて、子供名義の口座に振り込みたい」と要望しても、婚姻費用分担調停で妻が拒否すると、それもできません。
憎い妻名義の口座へ振り込まなければならないんですね。
もし、夫が「支払わない!」と滞納したらどうなるでしょうか?
そうです。
給料を差し押さえられるんですね。
しかも、何ヶ月も滞納している場合で滞納額が大きいと、最大給料の1/2まで差し押さえられて持って行かれます。
消費者金融から借金した場合でも、債務者の生活を考えて給料の差押は1/4までしか認められていないのに、その2倍を取立されてしまうのです。
借金取りより怖いです。
差し押さえで、夫の受けるダメージはそれだけではありません。
妻が1回、差し押さえの申立をすれば、毎月の給与から自動的に婚姻費用額が妻に持っていかれてしまいます。
そして、夫は勤務先の社長や経理部長あたりから、給与の支払い手続きを1人だけ特別に扱わなければならず、非常に迷惑していると怒られます。
小さい企業では、それを理由にクビを言い渡そうとする社長もいます。
そして、借金だらけで夫が破産した場合には?
それでも、婚姻費用・養育費は税金と一緒で、破産では消えません。
逆に妻の立場で言うと、離婚調停で「解決金」などしてしまうと、破産で消えてしまうので、夫の経済状況に不安があったら、養育費を一時金として合意しておくべきことになりますね。
夫の皆さん、婚姻費用や養育費は、自分の生活を守るためにも滞納しないでしっかりと払いましょう。
また、払えないような金額で合意しないように注意してください。
婚姻費用地獄に陥って、夫も妻も不幸な状態にならにために。
なお、離婚の一般的なご説明についてはこちらをご参照ください。