東京都の「ふるさと回帰支援センター」の調査によると、2014年の調査で移住希望県が1位だった長野を抜いて、山梨がトップに立ったそうです。
ちなみに2位は長野、3位は岡山、4位は福島、5位は新潟だそうです。
寒さが苦手な私にとっては、寒い所への移住は勘弁願いたいので、(静岡県が一番好きなのは置いて)万が一移住することになったら、第1希望は沖縄、第2希望は広島といったところでしょうか。
広島は、何回か遊びに行った時の町の雰囲気が好きだったことと、サッカーや野球で育成重視のスタンスをとっていることで良いイメージを持っていることです。
もちろん、瀬戸内海に面していて晴れの日が多いということも大きな理由です。
人それぞれとも思いますが、普通に考えると、北海道か沖縄あたりが上位に来そうですが、アンケートを東京で取っていることや母数が2,885人と少ないことから、日本人全体の傾向では無いような気もします。
さて、本日は不動産売買のトラブルのお話です。
私たちが住宅を購入する時には、新築はもちろん、中古住宅でも、土地や建物に注意が行きがちです。
でも、隣人のことも忘れずにチェックしなければなりません。
裁判で本当にあった事件ですが、隣人が極度の子供嫌いで、不動産を買ったのに住めなかったケースがあります。
新築であれ、中古であれ、一戸建てを購入する動機の中に、お子様のために広いスペースや子供部屋を取ってあげたいというものも多いと思います。
そして、いざ、住宅を買ってみたら、入居の準備に行く度に、隣の人から「うるさい!」と怒鳴られたり、「前の住人(売主)みたいに追い出したるわ、覚悟しいや」と言われました。
更には、ステレオの音を大音量にしたり、ホースで水をかけてきたりしました。
皆さんだったら、こんな住宅に引っ越してきたいと思いますか?
当然、買主も前の住人である売主や仲介業者が、この事実を知って隠していたのでは無いかと疑問に思い、確認してみました。
すると、売主はもちろん仲介業者も、前の購入希望者が住宅の中を見に行った時(これを「内覧」といいます)に、やはり隣人から「うるさい!」と言われて売買が見送られたことがあったことが判明しました。
しかし、それを言ったら売れないと思い、買主が「同じ子供を持つ親として聞いておきたいのですが、本当に近隣に問題はありませんか?」と売主に聞いた時にも、売主は「問題ありません」と答えていました。
でも、実は売主は住んでいる時に、「うるさい!」と何度も怒鳴られたり、洗濯物に水をかけられたり、泥を投げつけられたりしていたんですね。
この場合、売主や仲介業者に責任は生じるのでしょうか?
大阪高裁は、売主や仲介業者に対する買主からの損害賠償請求を認めました。
このような隣人に大きな問題があり、買主にとってそれが購入の動機に大きな影響を与えるようなケースでは、売主も、仲介業者もその事実をしっかりと買主に説明する必要があるとしたんですね。
確かに、この事例ほどひどくなくても、隣人がどんな人かは、住む時にはとても気になりますよね。
住宅の購入には、色々な注意と説明が必要だということです。