今回は、一服させてもらって、「捨てて後悔したもの」について感想を書いてみます。
私が捨てて後悔したものはオートバイです。
昔、YAMAHAのRZ350というバイクに乗っていました。
350ccで2サイクルエンジン(自動車などと違って、パワーが急激に出るタイプのエンジン)なので、パワーがとてもありました。
しかも車両が軽い(確か、乾燥重量で140kgくらいだったと思います。)ので、スピードがすごくでました。
そして、全後輪とも18インチという、前輪が大きめのスポーツバイクだったので、コーナーで倒すのが大変でした。
また、排気量の割に軽いので、すぐにウィリー(前輪が持ち上がって一輪走行になってしまうこと)してしまいました。
二人乗りで、フル加速すると、走行中でも前輪がフワッと浮いてしまいます。
当時は、あまりの加速性能と運転のしにくさで、死亡事故が多かったことから、「走る棺桶」などと揶揄されていました。
そんなバイクも、社会人になってからは、乗る機会も減り、放置していたら、エンジンがかからなくなってしまいました。
それで、やむを得ず廃車にしたのですが、一度バイクを降りると、なかなかもう一度乗る気持ちになれません。
仕事上、交通事故を訴訟で扱うことが多いので、バイクの危険さは身にしみています。
自動車なら接触事故ですんでしまうところを、バイクだと骨折や死亡にすぐにつながってしまいます。
そのような現実を見ると、再度バイクに復帰する勇気はなかなかもてません。
捨ててしまったものを取り戻すのは、精神的にもなかなか大変なんですね・・・
もし、今度乗るとしたら、限定解除免許(どんな排気量でも乗れる免許)をとって、1000ccくらいのバイクに乗って、ゆったり走りたいと思います。