今年のG.W.は旅行などには出掛けないで、比較的地味に過ごしました。
今でも、この時期になると司法試験を受けていた頃を思い出します。
司法試験というのは、弁護士、裁判官、検察官(これをまとめて「法曹三者」と言ったりします。)になりたい人が受ける試験です。
試験に合格してから、法曹3者のどの道に行くのか考えることになります。
ちょうど、母の日(今年は5月9日なのでもうすぐですね。)が、当時の司法試験の択一試験の日でした。
ですから、司法試験受験生にとっては、G.W.は超直前期になります。
死にものぐるいで準備をする受験生から、「この時期に勉強をやっても合否に影響はない」という強者まで色々でした。
必死に勉強してきた受験生のうち100人に2~3人しか最終合格しない厳しい試験でしたので、試験当日には、目の色が変わっている人も多いです。
私の記憶に強烈に残っているのは
① 一問解くたびに「よし!」とかけ声をかける迷惑な人
② 試験が始まる直前の待機時間に、木に向かってはなしかけている人
③ 試験終了の合図と同時に、イスの背もたれの上にこしかけて唄を歌い出した人
でしょうか。
特に、③の人は、私の真後ろの席だったので、良く覚えています。
知らない唄でしたが、とても悲しいメロディーの歌でした。
その年の試験問題が難問だったこともあって、私も驚くというよりは、「気持ちはわかるよ・・・」という心境でした。
合格後は、どんなに人混みでも、渋滞でも、「G.W.に遊びに出かけられる」というだけで嬉しかったのを覚えています。
今年、司法試験(旧・新とも)や他の試験を受験する方は、是非、がんばって合格をつかんでください。
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