大分寒くなってきましたが、静岡ではまだコートを着るほとではないです。
もっとも、自転車に乗ると風が冷たいので、薄いハーフコートを羽織ったりしています。
借金の悩みを抱えた場合、何が緊急の問題でしょうか。
ほとんどの場合、それは「債権者からの厳しい請求で夜も眠れない。」です。
大手の消費者金融会社は、昔ほど、荒っぽい請求の言葉を言わなくなりました。
でも、「お金を借りたら返さなければならない」ということは、借りた人が痛いほど良く分かっていますから、その点を一日に何度も追及されると精神的に相当つらいんですね。
法律ではなく、常識で考えた場合、この問題を解決するにはどのような方法があると思いますか?
①利息が高すぎて返済が大変になっているので、利率を下げて、毎月の支払額を減らしてもらう。
②今の毎月の支払額が高すぎる(例えば10万円)ので、分割払いの回数を増やして、毎月の支払額を減らしてもらう(例えば5万円)。
③借金の額が多すぎて返せないので、借金の総額を減額してもらって、毎月の分割払い額も減らしてもらう。
④夜逃げをする。
などでしょうか。
でも、お金を借りた弱みのある人が、上のような方法をとろうとしても、債権者が応じてくれるとは限りません。
また、「夜逃げ」は住民票すら移せなかったりして、問題の解決にはなりません。
そこで、国や法律実務家で借金の問題を解決するための制度・手法を作って、お金を借りた人をに、立ち直るチャンスを作るようにしました。
失敗した人を切り捨てていったら、その人が自殺してしまったり、お金に困って犯罪に走ってしまうかもしれません。
そして、人は常に他の人の力を借りなければ、生活していけない動物です。
そうすると、借金で失敗した人にも再度復帰してもらって、社会で能力を再度生かしてもらうことが、人間社会にとっても最も良い方法なんですね。
そこで、再復帰のための制度として、次のようなものを設けました。
①弁護士などが通知を出すことで請求を即時にストップさせる「受任通知」
②高すぎる利息を罰したり、無効としたりする「出資法」「利息制限法」
③個別に弁護士などが債権者と減額と分割払いの回数などを交渉する「任意整理」
④裁判所の調停手続を利用して各債権者と交渉する「特定調停」
⑤借金を圧縮(例えば5分の1)して、支払額を減らす「再生」
⑥財産を清算してできるだけ債権者に返済した後、残りの債務は免除する「破産」
これらの制度の内容については、機会を見て詳しいお話しをしていくようにしますね。
借金問題ご解決方法の一般的はお話しについてはこちらをご参照ください。
動画でのご説明→ 借金問題を解決する4方法
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