【法学部講義4】裁判員になってしまったらどうすれば良い?

1 くじで裁判員・補充裁判員に選ばれた後どうなるの?

→ 裁判所で手続や義務などについて説明をしてくれる。

 

2 裁判を行うのは地方裁判所の事件

→ 簡易裁判所や控訴した高等裁判所、上告した最高裁判所では行わない。

 

3 何か費用はもらえるの?

→ 交通費や日当(報酬ではない)、遠隔地の場合の宿泊料などの費用をもらえる。

 

4 裁判員裁判では何日拘束されるの?

→ 被告人が自白している場合(自白事件)~平均2.7回(日)

→ 被告人が否認している場合(否認事件)~平均4.8回(日)

 

5 どんな事件の審理を担当するの?

→ 法定刑に死刑、無期懲役を含む犯罪 e.g.殺人(死刑、無期又は5年以上の懲役)

→ 死刑、無期、短期1年以上の犯罪で故意の犯罪行為によって被害者を死亡させたもの e.g.傷害致死(3年以上の有期懲役)

 

6 どんな服装で行ったらいいの?

→ 裁判員は法服は着ない

 

7 法廷に入ったらまずはどうすれば良い?

→ 座る位置は、裁判官を挟んで3人ずつ、裁判員の後ろには3人ずつ補充裁判員が座る。

 

8 忘れてはいけない2つの原則

(1)無罪推定の原則
→ まずは、被告人は無罪と推定して、それでも有罪と言い切れるだけの証拠があるのかを検討していくという考え。

(2)証拠裁判主義
→ 「何となくあやしい」は絶対ダメ。証拠からしっかりと判断する。

 

9 自白の信用性に注意

→ 警察署や検察庁では自白しているのに、法廷で無罪を主張するケースも珍しくない。

 

10 被害者や遺族も法廷に居る可能性があることを忘れずに

→ 被害者や遺族が傍聴席に居るのは珍しくないので注意が必要。

 

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