1 取り調べられるケース
→ 逮捕される場合と任意同行(出頭)
2 被疑者(容疑者)取調べと参考人取り調べ
→ 被疑者には黙秘権があるが、参考人には黙秘権はない。
3 弁護士と弁護人
→ 弁護士は資格の名前=税理士・公認会計士
→ 刑事事件で裁判で職務を行う弁護士を手続上は「弁護人」と呼ぶ。
→ なお、民事訴訟で裁判で職務を行う弁護士は「原告代理人」「被告代理人」と呼ぶ。
4 警察の出頭要請を拒否すると逮捕される?
→ 正当な理由なき出頭拒否を理由に逮捕できるのは,30万円以下
→ もっとも実務上は,警察からの任意出頭要請に応じなかった場合には、逃亡又は罪証隠 滅のおそれがあるとして、疑いの内容によっては逮捕状が発布される
5 私も皆さんも常に逮捕の危険がある
→ 交通事故・痴漢冤罪・夫婦喧嘩・変なバイト(知らないうちに受け子の共犯に)に要注意。
6 逮捕の種類
→ 令状主義が原則。裁判官が令状を発布(令状当番)
→ 例外としての現行犯、準現行犯、緊急逮捕
7 逮捕されてしまったら
→ 報道は「容疑者」だが、法律上の正式な名称は「被疑者」
→ 「当番弁護」、「被疑者国選」とは?
8 取り調べはすぐに始まる
→ 逮捕の瞬間から取り調べは始まっている。
→ どうして、犯行をやっていない人が自白してしまうのか?
9 マスコミ報道にご用心
→ 逮捕・勾留ではどのルートから報道されることになる?
→ 報道で世間が持つ印象と、実際の事件の内容とのギャップ
10 逮捕の後には「勾留(こうりゅう)」が待っている
→ 裁判官の行う「勾留質問」とは?
→ 勾留期間はどれくらい?と面会がどの程度できる?
11 保釈って何?
→ 保釈の意味と保釈されるための要件
→ 保釈金の意味と相場
12 起訴されたらおしまい?
→ 起訴されると呼び名が「被疑者」から「被告人」に⇔民事の「被告」と区別
→ 起訴するかどうかは検察官の判断で決まる(起訴独占主義)
→ 起訴=有罪か?最近の刑事裁判の傾向は?
13 弁護人も利用されない注意が必要
→ 被疑者・被告人の変な依頼には常に注意が必要。