1 相続する権利があるのは誰?
→ 法定相続人~法律で相続権があることが定められている人
2 相続する権利を失うことってあるの?
(1)自動的に相続権を失う(相続欠格)
① 被相続人の死亡に関する事由
② 遺言に関する事由
(2)申立により相続権を奪う(廃除)
→ 子供・直系尊属・配偶者の中に、どうしても相続させたくない人がいる場合、その相続権を家庭裁判所への申立により奪う手続。
3 遺言は何のためにするか
(1)特定の相続人に相続させたくない場合
(2)遺産分割の方法を指定したい場合
4 未成年でも遺言はできる?
5 遺言の種類
(1)普通の方式
① 自筆証書遺言
② 公正証書遺言
③ 秘密証書遺言
(2)特別の方式
① 死亡が間近に迫った人の遺言
② 伝染病等隔離者の遺言
③ 在船者の遺言
④ 船舶遭難者の遺言
6 遺言に対する対抗策~遺留分侵害額請求
→ 「遺留分」とは、一定の相続人が相続で取得することが法律上保障されている相続財産の割合のこと。
7 相続財産と祭祀の承継者とは別
→ 民法上、相続財産と祭祀の承継者とは別に考えられていることに注意。
8 遺言の「付言」には注意しよう