遺産分割の相手方が調停に出てきません

【相談前のお悩み】

「遺産の分割について合意できずに、遺産分割調停を申し立てました。ところが相続人が多くいて、そのうちの2人が裁判所に来ません。調停は話し合いの手続と聞いていますが、このままで話し合いができるのでしょうか?」

 

【弁護士のアドバイス】

調停は相続人全員が合意しないと成立しません。そのため、欠席している相続人には出席してもらうことを考えましょう。

まずは、弁護士から調停に出席して自分の主張をしっかりしないと、どのような不利益があるか分かるように説明をしたり、分かりやすい書類を郵送して出席を促すようにします。

それでも出席しない場合には、調停はやむを得ずあきらめて、裁判所に審判を求めていくことになります。

審判にあたっては、特別受益や寄与分などこちらの主張を法律的な形で裁判所に提出して、裁判官に認めてもらえるようにします。

 

【相談・依頼後の感想】

「出席しなかった1人は出席したので話し合いをすることができました。もう1人は出席しませんでしたが、裁判所の審判手続という形で解決する方向に持って行って貰えました。」

 

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