【相談前のお悩み】
「病気で仕事を休みがちだったため、家賃が支払えないでいたら、不動産会社から退去するようにとの通知が来てしまいました。」
【弁護士のアドバイス】
1 「退去しなければならないのでしょうか?」
借りるときに署名した賃貸借契約書には、賃料を滞納した場合に契約を解除できると書かれていることが多いです。
もっとも、家賃を1月分滞納しただけでは必ずしも解除が有効とはなりません。
貸している側から見て、家賃の支払いが期待できないほど信頼が壊されてしまう場合、例えば正当な理由なく3か月以上の滞納があるような場合には、解除が有効とされる可能性が高いです。
2 「どうすることもできませんか?」
解除された場合、退去しなければならない可能性が高いです。
ただ、滞納している 家賃を支払うことができれば、滞納した事情を不動産会社に伝えることで、住み続けられる場合があります。
【相談・依頼後の感想】
「退去するしかないと思っていましたが、弁護士に交渉を依頼して、今後は滞納しないことを前提に不動産会社との間で話し合いをまとめてもらいました。」
「せっかく住み続けることができるようになったので、これからは、滞納しないよう注意していきたいと思っています。」